限界集落の有料老人ホーム「かぐら宿」から学ぶ、地域密着型とは?
限界集落の有料老人ホーム「かぐら宿」から学ぶ、地域密着型とは?

こんにちは、福祉転職.comのなっきーです。

 

今日も転職記事とはかけ離れてしまいますが、先日インターネット上で面白い記事をみつけたので紹介したいと思います。

 

 

参考記事:NHKハートネット「限界集落でも、最期まで暮らし続けたい」より

 

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限界集落の有料老人ホーム

 

「住み慣れた地域で最期を迎えたい」と誰もが思いますよね。

 

なっきー
人生の最後は、住み慣れた地元で迎えたいね!

 

それは限界集落に住んでいる人も同じことがいえます。

 

宮崎県児湯郡木城町中之又に、介護福祉士の中武千草さんが「お年寄りのふるさとで最期を迎えられるように」という思いから、限界集落に有料老人ホーム「かぐら宿」が誕生しました。

 

こちらの限界集落ですが、この地域に住んでいる方が50人いるのに対し、高齢者の割合が8割という超高齢者の限界集落です。

 

記事を読んでいくと、こちらの有料老人ホームには、6人の高齢者が入居しているみたいですね。

料理は地産地消でおすそ分け

 

記事には

 

「料理には、地元で採れた野菜や山の幸をふんだんに使っています。大根に人参、しいたけ、食材の多くは、地元住民からのおすそ分けです。」

 

と書かれています。

 

普通の施設ですと、管理栄養士がいて献立を立てて、調理師ないし調理員が厨房で大量に調理をして、配膳車で利用者のもとへ届けられます。

 

食材も業者から買ったものを使用し、地元の食材を使っているのかもしれないですが、食材が地元住民から「おすそ分け」されたものを使っている話は聞いたことがありません。

 

衛生面の問題で、おすそ分けされた食材から食中毒が発生したら困るといった理由があるかもしれないですが、いつも厨房から上がってきた料理をみても、正直手作り感がなく「大量調理された料理」で、そこに美味しさは感じられません。

 

なっきー
いつも残している人もいるし、魚なんて生臭いし、、

 

施設に入所している利用者の楽しみの一つに「食事」がありますが、限界集落で収穫された食材を使った料理は、利用者にとってどんな高級料理よりも「一番のごちそう」といえます。

 

福祉的な視点からみても、

 

利用者の食事ニーズ→地元住民からのおすそ分け(施設と地域のつながり)→地産地消と良いことづくし。

 

この「地産地消でおすそ分け」は、こちらの限界集落だからこそできる技ですよね。

ここに暮らし続けたい

 

自分の生まれ育った場所で、生涯暮らしたい!

 

私も田舎に在住ですが、常々そう思っています。

 

一度、都会デビューをしましたが、田舎暮らしだと都会はどうも肌に合わない。

 

なっきー
都会の人混みは耐えられないな!

 

地元を離れて誰も知らない新しい土地で、一人で暮らすのはとても寂しいことです。

 

ましてや、高齢になってから施設や病院の都合で転々とさせられて、最期は何のゆかりもない土地で息を引き取ることは、施設や病院の運営上仕方なくありうることです。

 

住み慣れた地域で暮らすことって、若者でも高齢者でもライフスタイル上、大切なことなんですね。

型にあてはまらないからこその地域密着型

 

ここ近年、地域密着型介護が推進されていますが、地域密着型と謳いつつも施設中心型の介護施設が多い印象です。

 

「高齢者はきっとこのレクリエーションが楽しいだろう?」と勝手に想像して、全体レクをやったけど、実際に楽しんではいたけど、いまいちレクの好感触はつかめなかった。

 

結局、グループホームでも有料老人ホームでも、万人に満足してもらえるサービスを提供しても、高齢者の満足度は10の人もいれば0の人もいる。

 

平均したら5くらいです。

 

実際私の施設ですと、満足度は平均したら5くらいだと思われます。

 

5は満足したけど、残り5はどう満足してもらうのか?

 

そこで、型にあてはまらない地域密着型かどうかが問われてきます。

 

施設を作るのは施設長でも職員でもありません。

 

「かぐら宿」のように、利用者・地域住民・家族・職員が一体になっているからこそ、コミュニティーが完成して、利用者の満足度も10になっていくのです。

まとめ:限界集落の有料老人ホーム「かぐら宿」から学ぶ、地域密着型とは?

記事を読み進めるとわかりますが「住民同士の共助」の話もでてきます。

 

「かぐら宿」は、そこに有料老人ホームとしての母体を置きながら、地域住民の福祉ネットワークの架け橋にもなっている素晴らしい施設です。

 

限界集落だからというわけではなく、地域密着型というものは施設主体の福祉サービスではなく、そこに地域住民を巻き込んでこそ、真の力が発揮されるのではないでしょうか。

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