介護で腰を痛くしない方法!ボディメカニクスとは!?
介護で腰を痛くしない方法!ボディメカニクスとは!?

新卒で介護の仕事に就き、やる気に満ち溢れていたけれども、ひょいとしたことからギックリ腰になってしまい、そのまま腰痛持ちになってしまった経験がある方はいませんか?

 

無資格・未経験、更に新卒で介護職に就いた場合、まだ十分に介護の知識と技術が身についていません。

 

ですが、若さという武器を10代・20代の方は持っています。

 

若さゆえの介護方法の1つが「力任せな介護」です。

 

新卒の10代・20代で未経験者は、力任せな介護をする傾向が非常に強いです。

 

力任せな介護を続けた結果、腰や背中への負担が日に日に強くなり疲労が溜まっていきます。

 

腰や背中に溜まった疲労は、腰痛への直行便となります。

 

若いのに腰痛持ちや椎間板ヘルニアになってしまうのは嫌ですよね。

 

若いからといって力任せに介護をしていては元気な腰がいくらあっても足りないし、すぐに腰痛になってしまうので、今回は腰痛予防のウラ技として知られている「ボディメカニクス」について紹介します。

 

ボディメカニクスを活用することで、腰の痛みを限りなく軽減することが可能です。

 

もう腰を痛くしたくない!腰痛になりたくない!という方は、この記事を読み進めてみましょう!

 

スポンサーリンク

腰が痛くなる原因は?

腰が痛くなる原因は何でしょうか?

 

介護の仕事で腰を使う場面を想像してみて下さい。

 

腰を痛める一番の場面は「移乗」です。

 

「ベッドから車いすへの移乗」そして「車いすから便座への移乗」とどうしても腰を使い移乗をします。

 

もう一つが「体位変換」です。

 

ベッド上の対象者を持ち上げようとすると、腰に力が入ります。

 

すると、腰が痛くなってしまうのです。

慢性的に腰に負担を与える

介護の仕事にも訪問介護職員やデイサービス職員、施設職員や病院職員など様々な仕事があります。

 

中でも腰に負担をかけやすいのが、施設職員と病院職員です。

 

なぜ施設職員と病院職員は腰に負担をかけやすいのかというと、訪問介護やデイサービスでは、比較的自立した利用者が多いので、車いすへの移乗やオムツ交換、体位変換など腰に負担をかけることがありません。

 

それに比べ、施設職員や病院職員は、介護度が高い利用者が多いので、車いすへの移乗、オムツ交換、体位変換など腰に負担をかけることが多いのです。

 

勤務中は常にそれらと向き合わなくてはいけないので、どうしても腰への負担が慢性化してしまいます。

 

すると、ギックリ腰やヘルニアになる可能性が高くなってしまいます。

 

ヘルニアになると、最悪手術なんてことにもなりかねません。

中腰、前傾姿勢で仕事をすることが多い

オムツ交換や移乗の際、どうしても前傾姿勢になったり、中腰にならなければいけない場面があります。

 

身長の低い人なら、丁度ベッドと同じ高さに腰がきますが、身長の高い人だと中腰にならなければいけません。

 

オムツ交換となると、その姿勢で1時間近くは続けないといけなくなる場合もあるので、注意が必要です。

 

中には、一人でオムツ交換や体位変換をしなければいけない施設や病院もあるので、無理は禁物です。

 

チェックポイント
  • 腰を痛める原因は「移乗」と「体位変換」
  • 腰に負担をかけやすいのは「施設職員」と「病院職員」
  • 身長の高い人は、腰を痛めやすい

腰を痛めないためのウラ技は?

1.腰痛体操は効果的?

 

腰痛を防ぐするためには、腰痛体操が良いと言われています。

 

腰痛の原因は、慢性的な腰の疲労から筋肉の緊張状態が続き、腰痛になってしまうので、筋肉の緊張状態をほぐすためにも、腰痛体操が効果的になってくるのです。

 

腰痛体操を毎日やろうとすると、長続きしなくなるので、起床時と就寝時に少しストレッチするだけでも違ってきます。

 

2.コルセットは効果的?

 

結論から言いますと、あまりオススメしません。

 

なぜかというと、コルセットをすることで、どうしてもコルセットに頼ってしまい、腰周辺の筋肉がつかなくなってしまいます。

 

すると、腰への負担が大きくなり、腰痛やヘルニアの原因になります。

 

コルセットをすることで、一時的に腰は楽になりますが、介護の仕事を長い目でみた場合、コルセットを使わずにいた方が良いでしょう。

 

3.ボディメカニクスは効果的?

 

コルセットを使わないで介護の仕事をする場合は、この「ボディメカニクス」を活用することが、腰痛防止には効果的な対処方法といえます。

 

ボディメカニクスとは、人間の運動機能である骨・関節・筋肉等の相互関係の総称、あるいは力学的相互関係を活用した技術のことを言います。 (Wikipediaより引用)

 

ボディメカニクスの8原則や基本原理は、どんなものがあるのか。

 

8つに分類しわかりやすく説明します。

 

 

①支持基底面積を広くする

 

例えば、ベッド上の対象者の体位変換するとき、介護者の足幅を広くすることで、介護者の腰への負担を少なくすることができます。

 

②重心を低くする

 

支持基底面積を広くとり重心を低くすることで、姿勢が安定します。

 

③対象者と介護者を近づける

 

相手に近づけば近づくほど、力が伝わります。
対象者と介護者の腰を離した状態で移乗するのと、近づけて移乗するのでは、全く力の伝わり方が違います。

 

④重心の移動をスムーズにする

 

対象者を持ち上げずに、平行に滑らせます。

 

⑤対象者の身体を小さくする

 

ベッド上の対象者を片側に向ける際、対象者の身体を小さくすることで、容易に傾けることができます。
(胸の前に両手を置いてもらう、膝を曲げてもらうなど。)

 

⑥てこの原理を使う

 

支点を作り介護します。
対象者の身体を小さくした状態で膝を押すと、簡単に傾けることができます。

 

⑦大きな筋群を使う

 

大胸筋、後背筋、大腿四頭筋、腹直筋、大臀筋、脊柱起立筋などの大筋群を使います。

 

⑧引いて動かす

 

介護者を移動させるときは押して移動させるのではなく、自分の身体に近づけるように引いて移動させます。

(自分の腹1点に力が集中するので、力が入りやすい。)

 

 

ボディメカニクスは、看護師国家試験、介護福祉士国家試験でもよく問われる内容なので、覚えておいて損はないです。

 

また、看護研究や介護研究での研究題材や看護レポート、看護・介護の技術向上研修や各種研修の資料にもよく登場します。

 

看護・介護研究で何をしたらいいのか迷ったとき、研修の題材を何にしたらいいか悩んだときは、ボディメカニクスにするのもいいですね。

 

文字だけではボディメカニクスのイメージがつきにくい方は、YouTubeなどの動画サイトで検索すると、実際にボディメカニクスを活用している動画が出てくるので見てみましょう。

 

チェックポイント
  • 起床時と就寝時に腰痛体操は効果的
  • コルセットは腰に筋肉がつかなくなるのでおすすめしない
  • ボディメカニクスを有効的に使う

まとめ:腰を悪くしない方法、ボディメカニクスについて

腰を痛めないためには、起床時と就寝時の腰痛体操と現場でのボディメカニクスを使った介護が効果的になってきます。

 

普段からボディメカニクスを意識することで、中腰姿勢ときには足を大きく開き支持基底面積を広くしたり、移乗のときは、自分と対象者の腰の位置を近づけるだけで、負担は大きく変わってきます。

スポンサーリンク
おすすめの記事